2019年06月06日
こんにちは住宅ライフスタイル事業部の野口です。
徐々に暑くなってきましたね。
先日は我が家の子供が通う小学校でも運動会がありました。
水分補給をしながら、先生が霧吹きで水を掛けてくれたりして熱中症対策もしっかりしていました。
自分が子供の頃はむしろ「水を飲むな」でしたから、 時代も変わったのだなと実感です。
今回は現場で実際に使っている構造用の金物を何点かご紹介したいと思います。
①羽子板ボルト
その名の通り羽子板の形状をした金物です。
柱と梁を緊結するのに用います。
いくつもの形状があって、構造体の組み方によって使い分けます。
②筋違プレート
柱間に斜めに入っている筋違いと呼ばれる木材を緊結するのに用います。
昔は(といっても20年ほど前までは)釘を2本ほど打って固定されているだけでした。
地震等の災害の時にその釘が抜けてしまい、構造の壁として意味をなさない事例が多々ありましたので、 現在はこのようなプレートを用いてきっちりと緊結しています。
ちなみに「2倍」とありますが、このプレートで緊結された壁は筋違いが入っていない壁に比べて 2倍の強さがあるとみなして計算・施工ができるということになります。
③ホールダウン金物
基礎と柱を直接緊結する金物です。
なかなかイメージしにくいと思いますが、強風や地震の際に柱が浮き上がろうとする力が作用します。 その力が作用したときに柱が抜けないように基礎としっかり緊結すておく金物です。
こちらの金物も神戸淡路の震災の後で普及してきて、今では必須となっています。
④短冊金物
横架材(梁)同士の継ぎ手の補強に使用します。
この金物にも許容強度が定められており、場合により2枚使用して補強します。
⑤かすがい
木材同士を固定するために使用します。
小屋組みと呼ばれる屋根の構造部分で柱と梁など主に直行する部分に用います。
かすがいは上記で紹介してきた金物とは違い、釘同様に昔から使われており、 築年数の古い建物での解体やリフォームでも当たり前のように目にします。 羽子板ボルトや短冊金物の代わりに使用されている例もあり、 大工さんにとっては馴染みのある金物です。
ちなみに『子はかすがい』ということわざもここから来ています。
この他、建築にはたくさんの金物が使用されています。
釘だけでも10種類以上を使い分けています。
まさに適材適所で丈夫で安全な建物が作られているわけです。
その他の金物も順次ご紹介していきますね!
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