住宅
2020/07/19

第3回(収納について)~50代女性が考えた、家にいる時間も仕事の時間も、楽しく、快適に、をかなえた家。(コープ野村川端町A棟7階 NEW オープン)

このブログを書いた人
大島紀美子(住宅ライフスタイル事業部)

こんにちは。住宅ライフスタイル事業部の大島です。
今日は、とても暑い1日でした。
日差しも眩しく、日焼けが気になります・・・。

さて、今日もまた、
コープ野村川端町A棟7階NEWオープンの部屋を紹介したいと思います。
第1回目 6月24日のブログでは、各部屋のご紹介
第2回目 7月7日のブログでは、お部屋の広がりを違う角度からご紹介
させていただきました。

今日は、お部屋のほぼ中央区に位置している収納部分のこだわりを、
ご紹介いたします。

ウォークスルークローゼット

リビングの畳コーナーから寝室へ通り抜けられるように、クローゼットを配置しています。
真っすぐ正面に見えているのが、共用廊下側の窓。
この窓を開けると、北側からの風が、南側の信濃川の方へ、スゥ~ッと通り抜けていきます。
そんな風の抜け道の役割も果たす、ウォークスルークローゼットです。

  

左側には、天井までの高さの、3枚引き戸がついているクローゼット。
オープンな収納スペースなので、埃がたってクローゼットの中に入ってしまうのが気になります。
しっかり扉を閉じられるようにしました。
真ん中が可動棚スペース、その両側にパイプハンガーがあり、お洋服をかけて収納します。

  

逆に右側は、オープンな収納になっています。
仕事が終わって帰宅して、脱いだコートやジャケットなどを掛ける場所。
そんなに毎日洗濯やクリーニングをするものではない衣類たち、
でも閉じられるクローゼットに収納するのは嫌だし・・・
冬ならウールのセーターや、パンツ類なんかもそうです。
1日着て帯びてしまった湿気をとばすように掛けておく、そんなスペースが欲しい、
そんなご要望から作った場所です。
長いコートは一番右側のハンガーに、その下には、毎日持っていく鞄を。
その左隣には、丈の短いジャケットなどを掛け、
その下の引き出しは、合計9本掛けられるパンツハンガーになっています。

縦3列に分かれた収納は、それぞれ奥行が違います。

  

一番左側は、奥行き約30cm。
真ん中部分は、奥行き約45cm。
右側(先ほどご紹介したジャケットなど掛けるところ)は、奥行き約60cm。
収納するものをそれぞれ考えて奥行を変えています。

廊下側の収納

クローゼットのオープン収納の裏側は、
廊下側の収納になります。
約90cmの奥行のスペースを、クローゼット側、廊下側の両側から使用する形で
作っています。

なので、クローゼット側で奥行60cmだった場所の、
こちら側では、奥行き30cmの棚に、という具合になっています。

  

一番左の棚は、本などの収納に。
真ん中の収納には、箱入りの靴が縦にはいります。
BOXを使って、細かいものをまとめて収納してもよいと思います。
右側の収納は、奥行きが約60cmほどありますので、
棚板をL字に配置し、手前の空いたスペースに掃除機(スタンド型)を収納し、
充電もできるよう、コンセントもつけました。

手の届かない高い位置は、収納スペースとしないで、
オープンなスペースとしました。

  

廊下側は飾り棚として、クローゼット側は、使用頻度の低いモノたちを収納するスペースとして、
どちらも見える形で利用します。

お部屋の動線や、どう使うかを考えた収納。
いかがでしょうか。
朝起きてから、夜寝るまで、
家の中でどう動いて何をして、どんなモノを使って生活しているのか、
ゆっくり考えていくと、一人一人に違った収納プランができると思います。

家づくりやリフォームは、日々の生活の中での行動を見つめるよいきっかけになります。

自分だったらどうかな、という見方で、こちらのお部屋をご覧いただくのもおすすめです。
皆様のお住まいの収納について、何かしらのお役に立てれば幸いです。

 

このブログを書いた人
大島紀美子(住宅ライフスタイル事業部)

小学生の頃の通学路、住宅の屋根の下地をつくる大工さんを見て「私も将来大工さんになりたい!」と思った私は今、お客様のための心地よい家やお部屋を大工さんにつくってもらう仕事をしています。

担当業務:住宅営業