住宅
2021/04/17

Conserve House Story1⃣『誕生ものがたり』~緑にふれる・緑と暮らす・グリーンライフ~

このブログを書いた人
茅野直樹(営業推進部)

日常の会話から始まったモデルハウスプロジェクト。

『広大な土地で観葉植物をたくさん育てている生産者さんのところに行って直接買い付けにいきたいねぇ』
と植物好きなお店のスタッフとある日会話をした。
そんな何気ない言葉からモデルハウス『Conserve House 』はスタートしました。
その時にイメージしていた緑とは鉢に入った観葉植物。
私たちのHOUSEGARDENの店にも鉢に入った観葉植物はたくさんあります。
ただ新潟にはどこのお店にも置いていない、テレビでしか見たことがない植物が
おうちの中にあったらきっと暮らし方や住まい方がもっとたのしくなるんじゃないかと、、、、、。

考える前にまず行動しよう。

それをきっかけに、とにかく新潟を離れて、植物好きなスタッフといっしょに一路、県外へ。
行ってみたかった植物園のような場所へ向かいました。
当時は植物が好きな方は知る人ぞ知るお店。
後部座席やトランクは空っぽの大きなバンで、車を走らせる。
道中の車内も、どんな素敵な出会いがあるのかと楽しみに車を走らせていると、なんだか見たことのある風景。思い出すのにそんなに時間はかかりませんでした。
3年前まで住んでいたところの近く。
それは突然現れました。

坂の途中に現れた植物園のようなショップ。

ここでConserve House のイメージがより深くなる。
緑と暮らす、グリーンライフの原型がここにあった!!
地植えされている樹齢100年を超えているであろうオリーブの木。
モニュメント化したサクラの木。覆い包むように枝葉を広げたボトルツリー。
風に揺れるコウモリラン。
カラフルな紐を幹にまとった木々たち。
砂地に映る木の葉の影もなんだか絵になる。

楽しく木や緑に触れられる、それぞれにテーマや物語性が感じられるスペース。

こんなスペースが住まいの中にあったらどれだけ楽しいだろう。
スニーカーを履いた靴で少し足を踏み入れてみると、アップダウンの激しいこの場所の地形を感じることができる。
ただこれも楽しみに変わる。
息を切らせながらすすむと立派な温室がある。
中に入ると見たことのないサボテンから珍奇植物ばかり。

次は風合いのある板張りのキャビンへ入ってみる。

地形の高低差を活かすスキップフロアの内部。
トップライトからまぶしい陽ざしがさす。
土の匂いと木の香りがする。どこか懐かしさを感じる。
そこには片手サイズのコンクリートや陶器で作られた植木鉢の商品から
壁一面にかけられたエアプランツの大群。
天井からはシダ植物が垂れ下がり、今にも襲い掛かってきそうなほどの元気の良さを感じる。
ゴムの木もあっちこっちに枝を振るい、いたるところに絡みつきそうな癖の強い植物たち。
もしこんな植物たちに包まれた住まいが出来たら楽しい暮らしができそう。

住まいはいろんなモノが集まり、コトが起きる。

植物も人も住み心地が良い空間ができれば、どれだけ気持ちがいいだろう。
緑と共に暮らせる、それも室内でグリーンライフを楽しめる、緑に包まれる住まいがあれば、場所や立地、大きさや古さを問わず、胸が弾む住まいができると気づかせてくれた。

 

一つ目の柱は『緑にくれる・緑と暮らす・グリーンライフ』

 

そうそう、あれも買ってもこれも買って帰ろう。
大きいバンで来たから詰めるだけ積んで帰ろう。

そろそろ建てる土地も本格的に始動させよう。

 

第二話 まちに暮らす

このブログを書いた人
茅野直樹(営業推進部)

大学生時代、イタリアの家具見本市ミラノサローネに行ったのがきっかけで、家具との暮らし、空間表現の楽しさを知り、建築を志すように。インテリア学校卒業後、東京の設計事務所、ハウスメーカー従事後、新潟に戻り、現在に至る。

ワクワク夢が描けて気分が盛り上がる本:渋沢栄一著 論語と算盤 ・ モーリスセンダック著 かいじゅうたちのいるところ。

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