住宅
2019/03/07

フランス・パリ視察研修記④

このブログを書いた人
野口雅範(住宅ライフスタイル事業部)

こんにちは住宅ライフスタイル事業部の野口です。

暦も3月になり少し暖かくなってきましたね。

今回もパリ研修の模様をお伝えします。

 

4日目 1月21日(月)

今日はカフェで朝食ということで空腹のまま出発。

例によって地下鉄で移動するのだが、月曜日ということで地下鉄は混雑。

ぎゅうぎゅう詰めとまでは行かないが、手を伸ばしてポールにやっと捕まって体を固定出来ている感じ。

 

パリの地下鉄は発車と停車がけっこう急。

ぐわーっと発車して、キーって止まるイメージ。

何かに捉まっていないと倒れそう。

そして駅に完全に停車する前にドアが開いてみな降車していく。

 

日本のワンマン車両のように乗降車時には扉にあるボタンを押すのだが、

日本では完全停車しない限り開かないと思うのだが、安全性より利便性?を重視しているのか。

 

そもそも、日本より時間がゆったりと流れているパリでなぜ急ぐ。

エスカレーターは皆歩くし、 交差点ではクラクションが鳴り止まない。

まあ要するにパリ市民はせっかちなのだろう。

 

そうそう、 パリではつり革が無かった。 とだけ付け加えて次に。

 

IMG_3505

パリで現存する最古の教会である、サンジェルマン・デ・プレ教会。

その向かいに位置する老舗カフェ「レ・ドゥ・マゴ」で朝食を頂く。

IMG_3513

教会を眺められるテラス席で美味しいクロワッサンを頂きながら過ごす時間は、

贅沢以外の何物でもありませんでした。

しかも、朝からカフェは満席。

こうやって優雅に過ごす時間が数々の芸術作品を築き上げてきた基礎にもなっているのだろうか。

 

ゆったりとした朝食の後は、サンジェルマン市街を視察。

世界各国の有名ブランドショップから、 小さなショップまで、歩きながら眺めているだけでも刺激になる。

IMG_3555

昔の日本の商店街のような感じで店舗がひしめき合っており、

気軽に入店、店員さんと挨拶を交わしながらショッピングを楽しめる。

IMG_E6473

そんな通りを抜けると、世界最古とも言われる老舗デパート『ル・ボンマルシェ』が見えてきた。

ボンマルシェにて約1時間買い物タイム。

パリに来てから、なかなか子供服店を見かけることが無かったが、さすがにここにはあった。

子どもたちへの土産を購入して集合場所へ。

IMG_E6508

それからボンマルシェ隣の食品館へ移動。

こちらも1時間ほど眺めて、少し買い物をする。

 

それにしてもパリは物価が高い。

ユーロが高いせいもあるだろうが、 例えば自動販売機でジュースが1本2ユーロ。

1ユーロ=130円とすると、1本260円となる。 日本の約2倍ですね。

  IMG_3093

お昼を少し回ったところで、 今日はボンマルシェ内のカフェにて昼食を頂く。

久しぶりのサラダがうまい!

お腹が満たされたところで再びサンジェルマン市街を視察再開。

 

キッチンや家具のショールームにも立ち寄り、使い勝手と美しさに感動。

生地専門店にて手触りを楽しんだりもした。

 

こんな風に散策を楽しいんでいる市街で突然、 「ドラクロワ美術館」寄って行こう。

え?急に予定変更ですか。 ノリと勢いでドラクロワ美術館へ

IMG_E6636

ドラクロワといえば教科書で目にした、 自由の女神が旗を振っているあの絵の作者です。

あの有名な絵はルーブル美術館に展示されており、見れませんでしたが、

自宅・アトリエだったというこの美術館は、ものすごく静かで落ち着いており、

通りからわずかに入った場所とはとても思えませんでした。

 

中庭に出るとそこは別世界。 喧騒から離れた場所でこそ作品作りに没頭出来たのだと思った。

中庭で止まった時間をなんとか動かして、再び市街へ戻る。

DSC02305

少し歩くとあの『ノートルダム大聖堂』が見えてきた。

うわー。思わず声が出た。 ゴシック建築の代表みたいなものですから、こちらも教科書で目にしています。

残念ながら中には入れなかったが、 それは次回のお楽しみに取っておきます。

 

地下鉄で移動すること数え切れず。 今度は『コンコルド広場』へ

地下鉄に乗るといつも思うのだが、 パリの男性はみんなカッコいい。

そして女性はみんなキレイ。 顔は小さいし手足は長い。

日本に来たら全員モデルになれるのではないかと思うレベル。

 

それから地下鉄で気づいたことがもう一つ。

多くの人がiPhoneかGalaxyを使っていた。

iPhoneの世界シェアがどんどん減っていて中華系が増えてきていると聞くが、そこはやはりパリ。

皆が高額な機種を持っており、ここからも生活水準がうかがえた。

 

DSC02334

夕暮れのコンコルド広場から遠くに見えるはライトアップされた『エッフェル塔』

さらにその奥には『凱旋門』が小さーーーく見えました。

 

ここで、案内して頂く方々とは一旦お別れ。

そういえば、パリに来て単独行動するのは初めて。

ホテルまでの帰りの切符も頂いていたが、歩いて付近を散策する。

地元のスーパーやファーマシーにふらりと立ち寄ったり、 買い物したりしているうちにいい時間。

ラーメン店にて夕食を済ませるたあと、再び皆で集まって二次会。

ホテルに戻り、荷物を置いて近くの店へ移動して、 少し遅い時間だったが乾杯。

 

 

さあ、パリでの生活も明日まで。 と思うとまた眠れない(笑)

もはや旅行というより生活に近い感覚になってきている。

パリ市民密着の感覚が気持ち良くなってきている。

 

明日に備えスマホやカメラの充電をバッチリ済ませベッドに潜り込む。

ああ、これが最後の充電になるなんて考えてもみなかった

このブログを書いた人
野口雅範(住宅ライフスタイル事業部)

一級建築士。

主に現場の施工管理をしています。

300棟以上の工事に関わってきました。構造や断熱気密に関することから電気・水道に関することなど何でもお任せください。知識だけではない経験からのアドバイスを心掛けています。

クルマ大好き愛車はホンダS2000。3人の子どもと遊ぶのが一番の癒しです。

この記事をシェア: