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The Houseができるまで

※本ページで紹介しているモデルハウス『The House』はご案内を終了いたしました。

コンセプト ~Kayanoの原点~

『新しいモデル住宅を始めよう』その言葉からプロジェクトは始まりました。


SDA時代の茅野与志樹の作品(1978)
さて、デザインはどうしようかな?プロジェクトのスタートと同時に、頭の中には沢山のクエスチョンが生まれ始めました。
とにかく建物を見てみることだと新潟を離れ、東京など旬のデザインの見学に出掛けてはみたものの、なかなかピタっとくるデザインには巡り会えない、暗中模索の日々でした。しかし、ある日の住宅探索で、出会いは突然やって来ました。それが、『The House』だったのです。最初は写真を撮るのも失礼だなと思い、外から眺めているだけでしたが、それが30年前に弊社社長の茅野与志樹が、東京のデザイン事務所SDA(スペース・デザイン・アソシエイツ)時代に手掛けた建物であることを知ることになるのには、それ程時間は掛りませんでした。

それから、当時のデザインコンセプトの分析が始まりました。茅野から取材をした『The House』の構成要素はこうです。
1. フラットな深い軒
2. 車寄せ的な空間要素
3. 綺麗な水平ライン+象徴的な壁
4. 奥まった玄関
5. 棟が見える外観

それはシンプルな要素の組み合わせで綺麗に見せる、という究極的なデザイン構成と言えます。文頭の写真は1978年に発表された『The House』です。Kayanoの原点とも言える建物です。とても、30年が過ぎたとは思えないほど綺麗なデザインです。
ここで今回のプロジェクトのテーマとなる「いいデザインは錆びない」というキーワードが頭を過りました。

そして、The Houseの復刻に向けて走り出す。

デザインの要素が揃っても、それを単に真似ることは出来ません。家づくりには立地という条件がついて周るからです。
場所は新通プラッツ、東南の角地。
この条件を建物に取り込まなければなりません。ディスカッションには、300時間以上を費やしたと思います。線を引いては消し、スケッチを描いては破り・・の日々が続きました。そして、もうひとつの大切な要素、インテリアの構築。
建築予定地の前に立ち、建物をイメージする。そして、プランを描き始め、インテリア要素を固めていく。独りよがりのデザインではなく、世の中のためにいいデザインにするというコンセプトを、常に頭の片隅に置きながら。
今回発表する『The House』が30年後も綺麗だね、と思えるように。

1978年の The House(左)と2009年復刻 The House プロトタイプ(中・右)

ひとつの模型から過去のデザインを紐解き、それから現代にかけて生まれたデザインと性能(機能)を持たせた『The House』。"原点"から試行錯誤を重ね、様々なプロトタイプの中から浮き出てきたのが、2009年5月に発表する『The House』です。

The Houseのデザインが出来上がるまで描き続けたデザインの一部。スケッチは100枚以上に及びました。

一枚のスケッチから、デザインは無限の可能性に広がりを見せます。1本線を引くたびにそのデザインは表情を変えます。その"1本"が難しいのです。デザインに正解はありあませんが、より綺麗にすることは可能です。そして、それが実際の建築に生かされたときそのデザインは完成を迎えます。

「家」という名の『家』

SDA 茅野与志樹(1979)

「いいデザインは錆びない」「原点回帰」それが『The House』のキーワードになっています。写真は1979年の『The House』第2号です。 身の周りにあるものを見ても、ずっと長く使っているモノは自然と好きなモノに変わっています。時計だったり、一本のペンだったり、場合によっては場所だったり。
では、その「自然と好きなモノに変わる」を空間、家に置き換えるとしたら、どんなデザインが生まれるでしょうか。それも答えはひとつではないでしょう。おそらく、それは無限の広がりを見せるはずです。5年前、Kayanoは『Round Living』というひとつのカタチを発表しました。それは、今でも「好きな空間」としてあります。

SDA 茅野与志樹(1979)

ここで『The House』のポジショニングをはっきりとさせておく必要があります。対照的、両極であるが故に、その作業が必要になるのです。端的に言うならば、『The House』は無限に広がりを見せるデザインの中から出た二つ目の答えなのです。ただ、『Round Living』のときとは、少し違う公式を使っています。
今度はその"公式"の解説が必要になります。『The House』を導き出した公式の原点はカタチとして現存しています。そのカタチを分析した結果に、現在における家づくりの優位性をプラスしたものが『The House』なのです。「現在」という形容詞の中には、30年前には想像も出来なかった技術の革新と、多くの新しいデザインプロットが含まれています。そのデザインプロットの中には、もしかしたら『Round Living』も含まれているのかも知れません。いや、含まれていると言った方が正解でしょう。なぜなら、どちらもKayanoから生まれたデザインなのですから。

The House

「屋根が綺麗に見える家」

外観は

1. フラットな深い軒
2. 車寄せ的な空間要素
3. 綺麗な水平ライン+象徴的な壁
4. 奥まった玄関
5. 棟が見える外観

の5つの要素がテーマになっています。『屋根が綺麗に見える家』を目指しました。
フラットな深い軒

「フラットな深い軒」は、建物に奥行き感を出してくれます。

車寄せ的な空間要素

「車寄せ的な空間構成」は、機能的には新潟の冬と梅雨の時期を考慮した生活動線を考えています。
同時に造形的な要素としては、のびやかな屋根を表現することにつながります。

綺麗な水平ライン+象徴的な壁

「綺麗な水平ライン+象徴的な壁」については、シンプルな要素の組み合わせで綺麗な建物にする、という
『The House』の象徴とも言えるデザイン要素です。横に伸びる水平ラインは、日本の古典的な建築にも多く取り入れられています。
縦ラインと横ラインの組み合わせは、日本人が綺麗と感じるデザインエッセンスなのかも知れません。

奥まった玄関

「奥まった玄関」については、建物に奥行き感を出すための仕掛けです。
玄関へ入る前、一瞬の溜めを作る場所として、そこに空間をもたせてあります。
コートを脱ぐ、着る、傘を畳むなど玄関前には様々な動作のための溜めが必要と考えます。

棟が見える外観

「棟が見える外観」これも『The House』を形づくる重要な要素です。
"ふわっと被せたような屋根"を表現しています。

ライブラリー

プラッツ新通に建つ『The House』のインテリア要素には『本』『読書』を選択しました。プラッツ新通に建つ、としたのは、そこには無限の可能性があるからです。立地によっても『The House』はカタチ、プランを変えます。それだけ、住まいに求められる空間への探求は広いと言えます。
ただ、『The House』という特性はどこに建っても失われることがないように、外観の構成要素、インテリア構成要素を組み立ててあります。
さて、ライブラリーですが、これは"個人的な趣味"を追求した結果、こんな空間が欲しいな~、という単純明快な発想から生まれました。「クローゼットにお気に入りのスーツを掛けるように、『本』も並べたい」これは今回のプロジェクトのディレクター役を仰せつかった者の役得だと思っています。綺麗に並んだ『本』たちが、インテリアとして輝く。そんな空間を作りました。

リビング

リビングのメインは、何と言っても、壁面にインテリアとして取り入れた「パオロッサ」という樹です。これだけの樹で、更に一枚板の場合、テーブルとして利用するのが普通です。今回はその"普通"をどうやって打破するか?そこに挑戦しています。
「パオロッサ」は南アフリカの樹で、『The House』には2200×900という一枚板を使います。これだけの大きさのものは、恐らく日本にあと数枚・・・という逸品です。そして、その上部にはトップライトを設け、陽の入り方によって表情を変える「パオロッサ」の美しい木目を楽しんで頂けると思います。時間の経過によってその表情を変える樹の存在。そこに暮らす人間にとっても、その経年変化は一緒に歳を取るという親近感をもたらしてくれることでしょう。

ダイニング

ダイニングには、こちらも樹を使って作り付けのベンチをセッティングしてあります。このベンチには5種類の樹を使い、「その日の気分で座る樹を選ぶ」という仕掛けも。
長い年月が経ち、樹は表情も手触りも変わってきます。座れば座るほど、触れば触るほど手や体、空間に馴染んでいく樹のベンチは、きっと家族が集まる食事を楽しくしてくれるはずです。

階段ホールも図書館に変身

プランニングをするとき、階段の配置は非常に重要な要素になります。その位置によって2階の空間構成も変わってきますし、動線の取り方も変わります。そして、階段がもたらしてくれる光をどう取り込むか。建物の中に自然光を運びこんでくれる階段の存在はとても重要なのです。
『The House』では、その階段ホールを下から上まで図書館として利用出来るように、キャットウォークをプランニングしました。『お陽様は史上最大の読書灯』というキャッチフレーズを空間として具体化した空間になりました。高い位置にある窓からは、優しい光が注ぎ込み、その下にあるキャットウォークで過ごす『読書タイム』。ぽかぽか陽気の日は、ついお昼寝をしてしまいそうになる空間です。

アルコーブ

ひとり時間を楽しむための空間、アルコーブ。ここは畳敷きにしてありますので、ごろんと寝転がっても大丈夫。パソコンコーナーとしても活躍しそうなカウンターを配し、腰を下ろしたときには、自然と緑が目に入ってくるように窓を配置。人に優しい空間になっています。もちろん、ここにも今回のテーマになっている『読書』をプランニングに反映させています。本を読んで過ごしたり、パソコンで家仕事、お昼寝時間などなど、生活を楽しむ様々な場面に変化をみせてくれる場所になりそうです。

玄関ホール

玄関ホールの壁面には、ボーダーに加工した様々な樹をインテリアとして飾ります。ボーダーはピクチャーホルダーにもなっていて、好きな絵や写真を飾って頂くことも出来ます。
ボーダーはダイニングのベンチと同じく、樹の標本的な要素もあり「気になる樹」を探して下さい。漆喰の壁に樹というシンプルな組み合わせが生む素材の美しさを楽しんで頂きたい空間です。
上がり框には桜の樹をコーディネート。桜の樹の優しさも触れて頂きたい"いい素材"です。

エントランスクローク

エントランスクロークは家族のための第2の玄関です。家族全員の靴、コート、傘など玄関周りをすっきりと。冬場の雪かき道具も楽々収納出来ます。
何かと便利なエントランスクロークは、Kayanoの家づくりでも人気のスペースになっています。お子様のご成長と共に増える靴や、玄関周りの掃除道具など、意外と玄関周りにはモノが多い。そんな悩みを解決してくれるスペースがエントランスクロークです。
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