こんにちは。
住宅ライフスタイル事業部の江花です。
今回は毎日踏んでいる「床」のお話です。
床にもいろいろな種類がありますが、
住宅の場合は「フローリング」と呼ばれる木質の床材を使うことががほとんどだと思います。
そのフローリングの床材にも実はいろいろ種類があります。
①無垢フローリング
②挽き板フローリング
③突き板フローリング
④シートフローリング
それぞれに異なる特徴があります。
床材をまるごと天然の木材で作られたものを『無垢フローリング』と呼びます。
天然の木の風合いを一番感じることができる床です。
時間の経過とともに色合いも変化していくので、その変化も楽しむことのできる床です。
上大川前通モデルハウスに使っているのは「無垢」
シャンパーニュ産のオーク材です。
そのため、無垢フローリングは時期によって反りやねじれなどが発生することもあります。
また、定期的にワックスがけなどの手入れをする必要があるので、
そういった変化や手間を楽しめる方におすすめの床材です。
天然の木材を2~3mmに挽いたものを『挽き板』と呼びます。
その挽き板を合板に貼り合わせた、複合フローリングが『挽き板フローリング』です。
無垢と変わらない風合いを持ちつつ、メンテナンスのいらない「挽き板フローリング」
表面の挽き板は厚みがあるので、見た目は無垢と同じような雰囲気と、
色の変化など経年変化を楽しむことができます。
複合フローリングは合板を基材にしているので、無垢のような反り・ねじれはほとんどありません。
木材を0.3mm程度の薄さにスライスした『突き板』を同じく合板に貼り合わせた、
複合フローリングが『突き板フローリング』です。
木の雰囲気、メンテナンス性、手ごろさを持ち合わせる「突き板フローリング」
挽き板フローリングよりも天然木部分が薄いため、
より手ごろに木の雰囲気を楽しめるのが特徴です。
基本的に手入れもいらないので手間がかからない床ですが、
色合いの変化などは無垢、挽き板同様に楽しむことができます。
天然木ではなく、木目などを印刷したオレフィンシートを合板の表面に貼ったものを
『シートフローリング』と呼びます。
他の床フローリングと違い天然木ではないので経年変化を楽しむことはできませんが、
見た目が変わらないのが特徴でもあります。
木目以外にも石目調のフローリング材もあります。
価格も比較的に手ごろで手入れの手間もかからない床材です。
床材と言えば『無垢フローリング』が一番良いモノ。という訳ではありません。
無垢の木はきちんと手入れをしてあげることで風合いを楽しめますが、
その手間や、汚さないように使いたいという気持ちが、かえってストレスになってしまうこともあります。
「汚れや傷も家族が過ごした証」として楽しむくらいが良いのではないかと思います。
またペットと一緒に過ごす家庭や、車いすを使う家庭など、傷の付きやすいフローリングより、
初めからコーティングがされている床が適している場合もあります。
家族の暮らしや、手入れの事も考えながら合った床材を選ぶ方が大切だと思います。
ちょっとおまけに、
実は『無垢フローリング』だけができるとっておきのメンテナンス法があります。
それは「床を削ること」です!
こんなに違うビフォーアフター!
以前、そんな無垢のとっておきのメンテナンス法を
記事で紹介しているのでこちらもぜひご覧ください。