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チベタンラグのある暮らし

年に2回開催する『チベタンラグ展』も、多くのファンの方に支えられ、毎回ご好評をいただいております。
もう既にお使いいただいている方にも、まだご覧いただいていない方にも、その奥深い魅力をもっとお伝えしていきたいと思います。

チベタンラグのお話し【第1回】

絨毯は東洋の文化です

欧米ではペルシャ絨毯や中国緞通、チベンタンラグなど古典的な手織り絨毯はオリエンタルラグ、あるいはオリエンタルカーペットと呼ばれています。 それは、絨毯発祥の地が中近東から東にかけての地域だからです。絨毯のある生活、イコール欧米風の暮らしと考えるのは誤解なのです。 絨毯は西アジアの暮らしの中から生まれ、育まれて来た文化なのです。

絨毯、緞通、カーペットの違い

緞通は中国語の「毯子(タンツ)」に語源があり、日本では古くから手織り絨毯を表す言葉として使われていました。ペルシャ緞通、トルコ緞通など。 絨毯は明治以降に文明開化とともに日本に入ってきた、欧風住宅に付随してきたCARPETの訳語として、使われるようになりました。その語源は中国語の「地毯(チタン)」です。 カーペットは英語のCARPETの意味をそのまま受け取って、敷物一般を示す場合と、機会で作られた敷物を示す場合とがあります。ちなみにCARPETは割りに大きなサイズのもので、RUGは小さめのものをいいます。

機械織りと手織りの違いは?

4000 年前にも完成さていたであろう手織りの絨毯の構造は、とてもシンプルです。経と緯、それにパイルの3要素で成り立っています。緯を織るたびに経にパイルが結ばれて行きます。布と同じでしなやかです。機械織りの場合はこの3要素だけで織ることができません。締め糸が加わります。パイルは結ばれているのではなく、締め糸によって固定されています。堅さがあり、布のようには畳めません。とは言えこれも織りながら作業が進んでいきます。これらとは全く別な方法で出来て行くものもあります。フック緞通とかフックドラグといわれているものがそれです。

チベタンラグの文様について

自然状況の厳しいチベットでは、せめて風雨から身を守る家の中では人々の気持ちをやすめてくれ、また希望を与えてくれるものが、好まれて使われています。特に生活必需品である絨毯には、そんなチベット人の願いがデザインの中に多く見出されます。今日に感謝し、明日への希望と活力を再生産する場として機能する家を彩るチベタンラグの文様には、私たち日本人にもなじみ深いものが多くあります。

健全な暮らしを考えるとき、食べ物や衣類に気を向けがちですが、どうぞ住空間にも思いをかけてください。そして素材選びも大事ですが、文様、柄、デザイン、色使いなども人に与える影響が大きいものです。チベットでは、健康で豊かな暮らしを願う文様が今も息づいています。

小さめの絨毯の使い方

チベットでは一般的に、膝ほどの高さの台の上に絨毯が敷かれ、昼はソファとして夜はベッドとして使用されます。そのため人がひとり横になれる大きさ、すなわち畳1帖がチベタンラグの基本的なサイズとなります。 英語で絨毯を表す言葉はCARPETとRUGのの2種類ありますが、CARPETは4畳半から6畳以上の大きさの物に使われ、それ以下のものはRUGと呼ばれています。チベットの絨毯がTIBETAN CARPETではなく、TIBETAN RUGといわれているのはその大きさからきています。 "絨毯のある暮らし イコール 欧米風の暮らし方」"と連想される方は多いですが、絨毯はそもそもは東洋で発生し、東洋の文化として育まれてきたものなのです。日本は稲穂を食糧としてきましたので、藁を使って畳をつくり、住まいに利用してきました。チベットおよび中近東に広がる地域の人たちは、羊を食料としし、羊毛を衣類や住まいに使ってきました。また、絨毯の発達には大きくわけて2つの道がありました。ごく普通の人が生活の必需品として使ってきた道と、王侯貴族の人々が富の象徴としてすばらしい絨毯を生み出してきた道です。トルクメンやアフガニスタンの絨毯、ギャッベやチベタンラグなどは前者で、ペルシャ絨毯は後者の代表と言えるでしょう。絨毯が生活の必需品として使われる地域では、その上を簡単にむざむざと土足で上がるようなことはしません。人々に快適で居心地のよい空間を作るために、時期をかけて丁寧に織り上げられた絨毯ですから、靴を脱いでゆっくりとくつろげる場所で使われていました。絨毯の上を平気で土足で上がる使い方が定着したのは、絨毯がヨーロッパで使われるようになってから、それも産業革命以降の機械作りのものが出回るようになってからです。

私たち日本の住環境は昨今大きく変化しました。畳というたいへんに優れた敷物は住環境の変化の中で姿を消していきました。今というのは日本の住まいの歴史の中で、畳以外の敷物が初めて必要になった時代と考えられるのではないでしょうか。そこでの変わり目にきちんと絨毯というものを知り、これまでの使い方を再考し、自分たちなりに使いこなす工夫が求められています。

ダイニングテーブルの下に絨毯は必要でしょうか。応接セットのソファの下にまで敷かれる大きさは必要ですが。せっかく素材を吟味したフローリングの真ん中を絨毯で覆い隠してはいませんか。部屋の模様替えをしようとしたとき、絨毯の位置は変えられますか。

人がくつろぐ空間作りを考えるとき、人ひとりが横になれる大きさというのはとても意味深いものがあります。この大きさのラグを中心に広いお部屋なら2枚ないし3枚を組み合わせて使っていただく、別のお部屋でも使ってみるなど、使い方のバリエーションがたくさんあります。また俗にいう「お玄関マット」と呼ばれるサイズのものの活躍の場もお玄関先だけではありません。ベッドサイドに、チェストの前に、ドレッサーの前にもあると良い雰囲気がかもし出されます。 手織りの絨毯は素材の命がなくなるまで絨毯として使用することができます。 だいたい70~80年は使えます。ですから、購入されるときは想いをちょっと先にまで巡らせて、この絨毯と長い付き合いができるかどうか、色柄はもちろんですがサイズも考慮に入れて考えていただくことも大事かと思います。

床に絵を飾る感覚で、この小さめの絨毯、ラグを扱ってみてください。家具とラグはコーヒーカップとソーサーのような関係とも言われ、お互いに引き立てあうことができます。ラグの扱い方ひとつでお部屋の模様替えが簡単にできます。どうぞ、上手にラグを扱って住まいの空間を居心地よく演出なさってください。

チベタンラグのお話し【第2回】

自由な発想でつくりだす、それぞれの居心地の良い空間

リビングに配したラグ。洋間のフローリングと和のチェストを牡丹柄のチベタンラグがうまく調和したコーディネートです。

手織りの絨毯の寿命は70年~80年。長く使っていただけるものですから、色柄・サイズ選びは大切です。

大きく変化した日本人の暮らし

私たちに本の住環境は、畳という伝統的な敷物が少なくなって、フローリングの生活が増えました。生活様式がかわると、絨毯に関心をもつ方も多くなりました。そこで、絨毯というものをきちんと知ることで、自分なりの工夫をしながら使いこなせれば、もっと楽しい、居心地のよい空間づくりができます。

土間に新鮮な格子柄を配して、和風を演出しています。

日本人の感性にあうチベタンラグの文様

チベタンラグの文様には、そこに暮す人々の願いが込められ、安らぎや希望を与えてくれるものが多くあります。

幾何学模様、動物、花、シンボルなどのパターンから成る文様は、仏教信仰に基づくもの。日本のインテリアにもとてもマッチするものです。

コーディネート好きの創造力をかきたてる「玄関マット」サイズのラグ

ラグをいつもと違う場所に置いてみてください。きっと新しい発見があるはず!

横向きに置いたラグを縦向きにするだけで、ずっと奥行き感が演出できます。

洋間のアクセントとして和箪笥や障子を取り込み、寄角十字ショーミックのチベタンラグを敷く。

チベタンラグのお話し【第3回】

チベタンラグの心地よさ

これまでにも、「チベタンラグのある暮らし展」や、クロワッサンの店 川端町店を通じて、チベタンラグをご紹介してきましたが、なぜ"チベタンラグのある暮らし"が気持ち良いのかというと、それはウール(羊毛)100%の天然素材だから、と言えます。

羊毛の産地にもいろいろありますが、チベットの厳しい自然の中で、天然勇気栽培・無農薬の牧草を食べ、のびのびと育った羊からとれる毛は、絨毯に使うには最も適した羊毛です。なぜならば、絨毯に必要な「弾力性」「耐久性」「保温性」に優れているからです。

生活の中で活かされるチベットウールの特徴

冬あたたかく、夏涼しい

羊毛の一本一本はくるくると縮れていて、たくさん空気を含んでいます。それゆえ断熱効果が高い!夏の涼しさには本当にオドロキです!

汚れにくい

羊毛の表面には撥水性があり、汚れが染み込みにくくなっています。万が一何かこぼしたときは、できるだけ早く、表面の汚れを拭き取ってください。

洗えます

ウールのセーターを洗うように、チベタンラグもご自宅で手洗いできます。でも、汚れにくい素材なので、ほとんど洗う必要はないくらいです。

長寿命

手織り絨毯の寿命は70年から80年。お子様、お孫様の代までお使いいただけます。

お部屋がキレイに

羊毛には羊の命を守るための免疫機能が備わっており、うまれながらにして天然の抗菌・消臭機能を持っています。

車のシートに

一番小さな「座布団サイズ」は約40センチ四方。車のシート敷いて毎日使えます。

チベタンラグのお話し【第4回】

「シンプル」で「ナチュラル」な幾何学文様のラグ

チベットの人々が、厳しい自然環境から身を守り、健康で豊かな暮らしを願う文様をデザインし、織り上げられているチベタンラグ。その文様には様々なものがありますが、中でも幅広く根強い人気の「幾何学文様」。その基本となっている「ショーミック」(さいころの目という意味)は、日本でいう市松文様の変型とされている「寄せ角十字」や他の文様と組み合わせた「ティクマショーミック」などがあります。
同じ文様でも柄の大きさや色の配色が違うだけで見た目の印象もがらっと変わるから不思議です。ぜひ、多くの比較をしていただけるこの機会に会場に遊びにいらしてください。

写真は、62×91cmの自然色の市松文様の明るいナチュラルなフローリングの上に敷いたラグ。
お子様が絵本を読んだり、積み木で遊んだり、心地よさにそのままお昼寝したり‥。


伝統的な幾何学模様(左から) ショーミック、寄せ角十字、ティクマショーミック

知れば知るほど好きになる「チベタンラグ」

毎回楽しみに見に来て下さる方もいる位、チベタンラグには飽きのこない深い魅力があります。
その要素としては、素材の良さ、風合い、色柄、文様、使い心地などがあげられると思いますが、羊の毛を刈り、糸を紡いで、染色をして一枚一枚人の手で織り上げていくからこその良さでもあると思います。
今回取り上げた幾何学文様は、コンピューターの世界ではありえないことですが、例えば同じものを2枚並べてみても1つ1つの文様の形が少し違っていたり‥。そんな手織りならではのできばえも欠点ではなく愛嬌と思えて、むしろそこに惹かれたりします。
期間中は幾何学文様の他、今回も動物柄や花の柄、吉祥文様など、多数取り揃えてお待ちしております。

写真(右)は、毎回人気の動物柄、タイガーラグ。

チベタンラグのお話し【第5回】

夏も使える心地よい手織りラグ

チベタンラグは、厳しい自然から身を守り、居心地の良い空間をつくるための実用品として織られ、受け継がれてきました。チベットの厳しい自然の中で、天然の牧草を食べ、のびのびと育った羊の毛は、「弾力性」「耐久性」「保温性」に優れ、絨毯に最も適しています。冬の暖かさはもちろん、夏の心地よさにも驚きます。快適さの秘密は、羊毛の一本一本が、くるくると縮れていて、たくさんの空気を含んでいるからです。絨毯は冬の敷物と思われがちですが、夏も気持ちよく使える、さらっとした肌触りを実際に触れて、チベタンラグの心地よさをご体感ください。

動物文様を愉しむ

動物文様は和室、洋室を問わず、その存在感で印象的なお部屋へとコーディネートができます。
中でも一番人気の「タイガーラグ」は必見。熱狂的なファンも多いこのラグ。迫力の虎、ユーモラスな虎、見ているだけで元気がもらえそうです。

家づくりスタッフは、ユキヒョウの柄に一目ぼれ!(右写真)
毎日、ラグの上で本を読んでいます。寝そべることができるサイズなので、気持ちのよさに本を読みながらつい寝てしまいます。

知れば知るほど好きになる「チベタンラグ」

異国でつくられているものなのに、ふと安らぎを感じるチベタンラグ。なぜでしょう?
やわらかな肌触りもさることながら、その文様も大きな要素を持っていると思います。
その意味を知ればもっと楽しくなる、チベタンラグの文様について少しお話しましょう。

「ショーミック」

「さいころの目」という意味で日本では市松と呼ばれています。市松はチベタンラグの基本となる文様ですが、日本の伝統柄でもあり、落ち着きを感じます。

「ペマテャンデン」

"ペマ"はチベットの人にとって、空想上の美しい花(蓮)のこと。"チャン"は英語でいう on の意。"デン"は絨毯を表し、直訳すると"絨毯の上の蓮の花"。様々なデザインのペマチャンデンが織られています。

「タイガーラグ」

虎を図案化したもので、位の高い僧侶のために作られていた。虎の縞柄を抽象的にデザインしたものと、写実的に描かれたものがある。

自然環境の厳しいチベットでは、家の中で使うチベタンラグに好んで「吉祥文様」を用いました。ラグの文様を眺め、日々に感謝し明日への希望と活力を養っていたのでしょう。チベタンラグの文様には私達日本人にも馴染み深いものも多くあります。

チベタンラグのお話し【第6回】

好きなものに囲まれる暮らし

流行を追いかけるより、じっくり長く愛用できるものを探す。
私たちの気持ちは、少しずつ変わってきているように思います。丁寧に時間をかけてつくられた物を、じっくり考えて選ぶ。本当に好きなモノ、心地よいモノとの生活は、私たちの心を豊かにしてくれます。毎日を楽しくしてくれる、お気に入りの一枚を探しにお出かけになりませんか?

左の写真は、スノーライオン。仏教ではお釈迦様の台座を支える神獣として頼りにされています。転じて、強い力で魔から聖なるものを守る意味があります。

右の写真は、龍のお供として現れる雲、「瑞祥雲」。雲の後には龍が出てきて、そこに良い事が起きる。そんな意味の文様。朝起きて一番に足に触れるラグですから、素敵な一日をスタートできそうです。

チベタンラグを買うまで

クロワッサンの店・大島の話です。はじめての一枚は、やはり一番小さい座布団サイズのものでした。第1回のチベタンラグ展の開催の前日、到着した100枚もあるラグのパワーに圧倒され、一目で惚れ込んで、「一枚欲しい!」と思いました。でも、どれもこれも素敵な柄ばかりで目移りして決められず、結局展示会最終日に迷った末の一枚を選んだのです。先程"やはり"と書いたのは、多くの人がそう思われると思いますが、"一度試して使ってみて‥"という気持ちで、一番小さいサイズのものを購入したのです。で、その一枚はそれ以来7年間、ずーっと毎日車の中で、私のお尻に敷かれて活躍しています。

次の一枚は、一目惚れでした。毎回ラグ展の準備の時に、一枚一枚きれいに重ねながら見ていくのが楽しみなのですが、ある時一枚のラグに「ビビッ」ときてしまったのです。両手両足にしっかり宝をつかみ、ニッコリ笑う龍の柄‥。私にしては大きい、畳一帖サイズ でした。販売しながら、売れたらどうしよう(笑)と思ってしまい、思わず自分で購入したのでした。今では我が家の大事なインテリアの一部です。

その後も数枚のラグが我が家にやってきましたが、そのお話はまたの機会に。購入のきっかけは様々ですが、「この一枚が欲しい!」という気持ちがピークになった時にお求め頂くことをおすすめします。それが一生ものといわれるほど永く使えるチベタンラグとの楽しい生活のスタートだと思うからです。是非何度もご覧頂いて、そんなお気に入りの一枚に出会っていただけたら‥と願っています。どうぞお気軽に見にいらしてください。

日本人の住まいに似合う「チベタンラグのある暮らし展」

日本人の住まいにピッタリのチベタンラグ。チベタンラグの良さをもっともっと知ってもらいたい、使ってもらいたい。そんな願いから、HOUSE & GARDEN では、毎年「チベタンラグのある暮らし展」を開催しています。

チベットをこよなく愛し、その文化や魅力を伝えるチベタンラグ専門ショップ「のるぶりんか」の土崎さんを新潟にお招きし、多くの皆様にチベタンラグの良さをお伝えできればと思っています。

毎回開催している「ミニトーク」では、和やかな雰囲気の中で、ラグの手触りや踏み心地を体感して頂きながら、お話をしています。 具体的なコーディネートのご相談もどうぞ!

チベタンラグは、HOUSE & GARDEN インテリアスペースで実際に手に取っていただけます。また、「チベタンラグのある暮らし展」の開催については、スタッフまでお問い合わせください。

情報提供 のるぶりんか

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