最も身近な建築材料といえば、「木」ですね。
柱、梁などの構造躯体、ベニヤなどの下地材、床、外壁、造作材。
カヤノが建てる木造のお家には実にたくさんの木を使っています。

ふと気になったのですが、「木」って何種類くらいあるんだろう?
100種類?いやいや1,000種類?、、、
答えは、
世界中で確認できているものだけで60,000種以上!
それだけたくさんある木の中で建築に使われるのは
250種類ほどになるといわれています。
木の性質や特徴、加工のしやすさで使われる部位や用途が分かれていますが、
今回は少し違った視点から。
家の中でも床材として人気の「オーク」。
クロワッサンの店でも「オークヴィレッジ」の木の家具や小物を取り扱っていますが、
今回は古くから人々に慣れ親しんできた「オーク」のお話です。
目次
ヨーロッパでは「キング・オブ・フォレスト(森の王)」と呼ばれるオーク。
樫(かし)や楢(なら)はこのオークの仲間です。
樹木の立派な姿から森の王と名がついたそうですが、
材木としての丈夫さや汎用性もその名の所以だと思います。
そんなオークにまつわるお話を2つご紹介します。
18世紀、かつてイギリス海軍が海の覇権を握っていた時代、
その強大な艦隊の骨組みを支えていたのは、ほかならぬオークの木でした。
中でも強大なナポレオン軍をイギリス海軍が打ち破ったトラファルガー海戦で、
ネルソン提督が乗った伝説の旗艦「ヴィクトリア号」をはじめとする軍艦には、
頑丈で狂いの少ないオークがふんだんに使われました。
「ヴィクトリア号」には全長70mのうち、約90%、6000本ものオーク材が使われたといいます。
オークの持つ頑丈さと耐水性。
大海原を渡り、吹き付ける砲弾や潮風に耐え抜いたその強さはまさに王様です。

オークのもうひとつの大きな顔、それは「お酒を育む木」という側面です。
ウイスキーやワインなど、世界中の銘酒を生み出すためには欠かせない「木樽」。
実は、そのほとんどがオークで作られています。
長期間の熟成期間の中でオーク樽を使うことで、よりまろやかに深みを出していきます。
ちなみにウイスキーの樽の内側はバーナーで絶妙に焦がすことで、
木が持つ糖分や香気成分が溶け出し、あの芳醇なバニラの香りと、深みのある琥珀色の液体が育まれます。
クロワッサンの店の「イタリアワイン」もオーク樽を使って熟成をすることでその味わいを増しているそうです。

木の持つ雰囲気や色味、特徴で選ぶのはもちろんですが、
歴史や背景を知るとその木にもっと興味が沸いて好きになります。
カヤノの上大川前通モデルハウス「Conserve House」の床もフランス、シャンパーニュ・オークの無垢床を使っています。
産地によっても違う雰囲気を楽しんでいただくこともできます。
土日祝日オープンしていますので、ぜひご覧ください。
カヤノ上大川前通モデルハウス 「Conserve House」
